私はいたって普通少女である これと言って可愛くもなければ 頭も良くなく運動神経もまるでない ただ違う事といえばすごい彼氏様がいることだと思う 普通少女
私の彼氏様はとてもサッカーが上手い なんとかって言うチームに入ってて たまに試合のため学校休む事だってあった そのくせ頭も良くて学年で3位以下を見た事が無かったりする 極め付けが学校にファンクラブがある事だ それがある時点で彼がモテている事を証明しているわけで・・・ ほんと天は彼に一物も二物も与えてると思う・・・ 「本当英士君は良くモテるね」 「そうですね」 「嫉妬とかしない?」 「そんなのきり無いよ」 「まぁ確かに」 友人の英那とこんな会話をするのはいつもの事だった だって現に今だって英士はどっかの誰かさんの告白を受けてるわけで・・・ “彼女がいようと関係ない!!”って子が多くて付き合いだしても一向にそれは減らなくて 英士も律儀に全て受けてたりして それがまたモテる所だと思うんだけど・・・ 嫉妬するような事でもない気がするわけで実際そんな事してたら逆にこっちが疲れるし・・・ とは言え英士はなぜ私を選んだのだろう?って考えるのはいつものことで・・・ 「おーい、?」 「・・・え?」 「話の途中で考え込むの止めようね?」 「ごめん」 「それで、噂の英士君が迎えに来てるよ?」 「あ!本当だ!!それじゃ英那、また明日ね」 そう残して教室を後にした いつも通るその道をいつも手を繋いで帰る 私はこの時間が一番好きだったりする 「今日はどんな子だったの?」 「え?何の事?」 ふいに私がそう言うと英士は素っ頓狂な声を出してそう言った 「さっきの告白の子の事」 「あー・・・あぁ。別に?いつも通りだったと思うけど?」 「そう」 「珍しいね。がそんな事聞くなんて」 「うん」 そう言ったけどやっぱり私は気にしているのだろうか? さっき英那とあんな会話してたから意識してるのかな? 嫉妬なんか疲れるからしないとか言ってたけどやっぱり嫉妬してるのかな? そんな事を考えていると気が付いたら眼から熱いものがハラハラと零れ落ちていた 「どうしたの?」 そうやって気遣う声も優しくてやっぱりこの人モテるな・・・ とか馬鹿な事考えて・・・ でもそんな事どうでも良くて・・・ また色々考えてたらいつの間にか英士の手が私を撫でてた どうしてそんなに優しいの? 一瞬考えてやっと出た声がそれだった 「英士がいけないんだー・・・」 「何が?」 「不安要素が多いから・・・」 「何それ?」 「英士の周りには私なんかより可愛い子いっぱいいるのにどうして私なんか選んだとか・・・」 他にもいっぱい言いたい事があったのに言う前に唇を塞がれてしまった 少しして名残惜しそうに唇が離れて 英士の顔を見るとすごく楽しそうに笑ってた 「英士?」 「俺はどんな女の子よりが可愛いと思うよ?」 「へ?」 今度は私が素っ頓狂な声を出した それでも英士の言葉はとまることを知らず・・・ 次々とそれに繋がっていった 「そうやってヤキモチ妬いてくれたりするとことかよく転ぶとことか・・・」 「・・・」 それは私が思っているより彼は私の事を見ているようで・・・ 思いがけない言葉たちに言葉を失ってしまった 「とにかく俺はが好きだから・・・」 英士の言葉たちに余計涙が出てきて 言い終える前に思いっきり英士に抱きついた 「私も好き・・・全部好き」 「ありがとう」 声と同時に英士からも腕が伸びてきて どちらからでもなくキスをした・・・ 涙を拭いてまた手を繋いでゆっくり歩き出した 少しして英士が“もう一つあるよ”と満面の笑みでそう言った その言葉が一瞬理解できなくて“うん”とだけ返すともう一度笑って 言葉を繋いだ・・・ 「キスの後の真っ赤な顔」 「・・・英士!!」 私は普通少女で何も取り柄が無いけれど 貴方が好きでいてくれるのなら私はそれでも良いと思います
*あとがき*
alice 様献上夢となっております 遅くなって本当にスイマセン 甘いですかね・・・? それよりコレは英士ですか・・・? 駄文で本当すいません・・・ 返品可能なんで・・・ 相互本当にありがとうございましす これからも仲良くしてやってくださいね!! 2006/07/18 刹那 ゆな ------------------------------- 黒蜜糖の刹那ゆな様よりいただきました。 本当にどんだけ遅いんだよって感じですが…(汗) もう本当にありがとうございます! こちらこそこれからも追うぞよろしくお願いいたします! 仲良くしてやってください! 2007.01.14 |